[[覇王編]]

*妖仙編あらすじ [#v9ca4937]
復活を果たした始皇帝は、邪悪な野望を胸に蜀の深山へ軍勢を差し向けた。
狙うは、森羅万象の生を育む女仙・西王母。
始皇帝は、不老不死体得のため、その力を我がものにせんと目論んだのである。
始皇帝の襲撃を受け、西王母の身体と力は、善と悪とに分離してしまう。
善なる半身となった西王母は、不老不死の力とともにいずこかへ身を隠す。
そして、死と絶望を操る悪しき半身、黄泉が世に解き放たれた。
黄泉は、身に宿る力を極めんがため、行方知れずの己の半身を求めた。
同じく西王母の力を欲する始皇帝と手を組み、各地に捜索の手を伸ばす。
始皇帝軍と黄泉の操る妖獣に踏み潰され、瞬く間に蜀の地は廃墟と化した。
その暗黒の波は、残る呉の地をも、いままさにのみ込もうとしている−−。
攻め寄せる妖獣の群れに、為す術もなく翻弄される三国の武将たち。
ようやく安寧を得た人々の暮らしが、再び戦渦にのまれていく。
義勇に燃える劉備は、孫策ら英傑たちとともに呉蜀奪還の軍を編成。同じく魏領の奪還に向かう曹操らと別れ、西へと軍を向けた。
その行く手をさえぎる、禍々しい軍勢と妖仙の影。
死の化身の密謀か、大徳の采配か……。
かつてない激戦が始まろうとしていた。

*妖仙編 [#p08ec7ae]
-[[第1章]]